アナリティクスの滞在時間が長いほうが良いは間違っているという話【本質】

ジョンちゃん
ジョンちゃん
「Googleアナリティクスの滞在時間が10分以上だ!やったー!めちゃくちゃ読まれているってことだからこのまま頑張ろう!あれ?でも一回の訪問あたりの読まれているページ数が少ないなぁ…まぁ、いっか!長く読まれて入ればそれでOK!」

 

僕自身、フリーランスWebマーケターになる以前は数多くのWebサイトのアクセス解析を行ってきましたが、上記のように「滞在時間が長ければ良いってことでしょ?」と考えている同僚やクライアントがいました。

 

ここで僕が一番言いたいことは、『滞在時間が長い=良いではない』ということです。

 

「え?滞在時間が長いとWebサイト訪問者(以下、ユーザー)が満足して読んでいるってことじゃないの?」と疑問だと思います。

 

ということで、今回はこのような疑問に答えつつ、『滞在時間が長いことが必ずしも良いとは限らない』についてお話しします。

 

アナリティクスの滞在時間が長いほうが良いは間違っているという話【本質】

結論から言うと、Webサイトによって良いと考えるべき指標が全く異なるからです

 

例えば、Webサイトには”読まれるためのサイト”と、”商品購入など何かしらの目的を達成してほしいサイト(アフィリエイトなど)”と分かれます。

 

前者の”読まれるためのサイト”は小説などの長文で読んでほしいなどの理由から、平均滞在時間が長ければ長いほど良いと言えます。

 

一方、”商品購入など何かしらの目的を達成して欲しいサイト”は読まれるための記事ではなく、買ってもらうことがゴールの記事なので平均滞在時間が長いと良いという指標は間違っているということになります。

 

つまり、”読まれるためのサイト”は最後までじっくり読まれることが最終ゴールであり、”商品購入などの目的を達成して欲しいサイト”の最終ゴールは商品購入してもらうことなので、平均滞在時間が長いのに購入されていなかったらその記事は良くないですが、短くて購入されていたらと評価は高いということです。

 

参考書籍では滞在時間が長ければ長いほど良いと書かれているかもしれませんが、厳密にいえば、Webサイトの最終ゴールに対して指標が目標達成しているかどうかがポイントになります。

 

2種類の平均滞在時間を確認してみよう

平均滞在時間についてお話ししたところで、Googleアナリティクスの滞在時間には平均セッション時間と平均ページ滞在時間の2種類あることをお話しします。

 

  • 平均セッション時間…ユーザーがサイトへ訪れてから離脱するまでの平均滞在時間
  • 平均ページ滞在時間…一ページあたりのユーザーの平均滞在時間

平均セッション時間

【オーディエンス】→【概要】で閲覧可能

 

平均ページ滞在時間

【行動】→【サイトコンテンツ】→【すべてのページ】で閲覧可能

 

このように2種類の平均滞在時間を確認することができます。

 

平均セッション時間と一緒に見ておいた方がいい指標

ページ/セッションの数値を確認しておきましょう。

 

ページ/セッションとは、ユーザーの一回のWebサイトへ訪問から離脱するまでに何ページ読まれているのかを表す指標です。

 

基本的には、平均セッション時間とページ/セッションは比例して指標数値は変動するのですが、たまに『平均セッション時間が長いのに、一ページしか見られていない』、『平均ページセッション時間が短いのに数ページも見られている』みたいなことが起きます。

 

前者の場合は、サイトじっくり見られていますが、Webサイトの回遊性(他のページへの移りやすさ)が低かったり、サイト自体がかなりわかりにくかったりします。

 

後者の場合は、目的のページがすぐに見つけられないサイト構造になっていて、ユーザーが迷子になっている可能性があるので、できるだけ2クリックですべてのページに移動できるようにサイト構造の修正が必要です。

 

平均ページ滞在時間と一緒に見ておいた方がいい指標

こちらは離脱率の数値を一緒に確認しておきましょう。

 

直帰率と離脱率と似たような指標があるので、簡単に説明すると以下の通り。

 

  • 直帰率…初めてサイトへ訪問し、他のページも閲覧せずにそのまま戻った割合のこと
  • 離脱率…初めてサイトへ訪問し、二ページ、三ページと閲覧した後、そのまま離脱した場合、三ページ目の離脱した割合のこと。ユーザーが最後にいたページの離脱割合のことなので、個々のページで算出されます。

 

この二つの違いをざっくり理解すると、直帰率は一ページしか見ずに離脱することで、離脱率は複数のページを見て離脱することです。こんな感じに覚えておけばOKです。

 

離脱率はページ単位で表示可能なので、平均ページ滞在時間との関係性は非常に強いと言っても過言ではありません。

 

平均ページ滞在時間が短くて離脱率が高い場合は、ユーザーが求めている答えにすぐにたどり着けずに、集中力が切れてそのまま離脱した可能性があります。

 

基本的には、Webサイトのコンテンツは結論ファーストを意識することをおすすめします。

 

そうすることによって、ユーザーは「なんでそうなるんだろう?」と気になって続きを読み進めてくれる可能性がぐっと上がります。

 

しかし、一方で『答えが知ることができればそれでいい』と考えるユーザーもいるので、一概にして悪いというわけではありません。

 

やはり、そこでも最終的に判断する材料として最重要指標である最終ゴールの存在です。

 

結局は最終ゴールがよければ過程が悪かろうが良かろうがぶっちゃけどうでもいいので、参考程度に知っていればOKかなと思います。

 

平均滞在時間が良いと評価されるWebサイトと悪いと評価されるWebサイトとは

ざっくりですが、Webサイトの種類によって平均滞在時間を良しとするWebサイトと、そもそも評価指標ではないWebサイトの二つをご紹介します。

 

良いと評価されるWebサイト

 

  • オウンドメディア
  • ブログ(アフィリエイトは別)

 

理由は単純で最終ゴールが”読まれること”だからです。

 

そもそも評価指標ではないWebサイト

 

  • ランディングページ
  • ECサイト
  • B to Bサイト
  • B to Cサイト
  • スマホサイト

 

絶対に関係ないわけではありませんが、単純に最終ゴールである商品購入・お問い合わせ・資料請求等との関連性が低いからです

 

ざっくりこんな感じに捉えておけば、アクセス解析の時に滞在時間を判断しておけばOKだと思います。

 

Webサイトの最終ゴールと必要な指標を見極めてアクセス解析しましょう

『アナリティクス滞在時間が長い=良い』という認識が間違っているというお話をしていきましたが、Webサイトの最終ゴールが違えば、重要指標が変化していきます。

 

『そもそもなんで滞在時間が長いと良いと言えるのか?』という疑問を持ちつつ、自分なりのデータによる根拠に基づいたアクセス解析していくのが一番良いと思います。

 

参考書籍が「これが正解」と言っていたとしても鵜吞みにせずに、自分なりに納得する根拠を見つけて主張するようにしましょう。

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